小児期発達障害、神経疾患の専門病院 瀬川記念小児神経学クリニック

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脳波+睡眠ポリグラフ検査

脳波+睡眠ポリグラフ検査

脳波は大脳の神経細胞の電気活動を頭皮上からとらえる検査です。髪の毛を分け頭皮の約20か所位に電極をペーストで付けます。安静にして覚醒している時と睡眠の脳波を記録します。波形や波の速さ、振幅を評価し、基礎波の状態やてんかん波の有無を診断をします。脳波検査は、てんかんの診断には欠かせない検査です。

当院では、脳波は睡眠状態にて記録し、睡眠ポリグラフをも同時に検査します。睡眠ポリグラフとは、オトガイ筋筋電図(頤に筋電図をつけます)を装着し同時に記録する眼球運動を指します。これにより、ノンレム睡眠レム睡眠を判定し、ノンレム睡眠中にオトガイ筋筋電図の緊張を評価することで、セロトニン・ノルアドレナリン神経の活性を評価をします。

セロトニン神経が低下している時には、このオトガイ筋筋電図の筋緊張がノンレム睡眠中に低下することがあることがあります。また、細かい筋攣縮をみることがあります。これは、ドパミン神経の活性を反映すると考えられています。

当クリニックの脳波検査は、必ず睡眠時を記録しますので、動いてしまう子どもさんの場合には、軽い睡眠薬を使うことがあります。
脳波は年齢とともに変化するので、必要に応じて再検し、経過を見ていきます。
検査の担当は、熟練した脳波専門の検査技師が行います。