小児期発達障害、神経疾患の専門病院 瀬川記念小児神経学クリニック

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新型コロナワクチン接種について

  • 2021.06.28

    コロナワクチンについての当院の方針

    1.接種券が届いたら
    当クリニックでは新型コロナウィルスワクチンの接種は行っておりません。
    接種券が届きましたら、氏名、住所、年齢を確認し、市町村の広報誌やホームページなどで接種できる日時と会場を確認し、コールセンターに電話またはオンラインで予約をしてください。
    市町村の連絡先が分からない場合は、厚生労働省のホームページ『コロナワクチンナビ』でも確認可能です。
    コロナワクチンナビ| 厚生労働省 (https://v-sys.mhlw.go.jp/)

    内科のかかりつけ医がある場合には、そちらにお問い合わせいただいても結構です。
    アナフィラキシーを起こしたことがある方、他の予防接種で重篤な副反応を起こしたことのある方、難治性の喘息のある方は、アナフィラキシー症状出現時に対応可能な医療機関での接種をお勧めいたします。

    2.当クリニックに通院中の患者様のワクチン接種の可否について
    持病のある方でもワクチンは受けられます。
    (厚生労働省のホームページ『コロナワクチンQ&A』:質問一覧|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省 (https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/all/))

    現在、持病のある方ではコロナウィルス感染により重症化するという報告がありますが、ワクチン接種によって持病が悪化したとの報告はありません。
    また、内服中の薬がある方にワクチンの副作用が多いという報告もありません。
    むしろ、持病を持つ方においてはコロナウィルス感染を予防することが重症化を防ぐうえで大切だといわれております。

    当クリニックに通院・加療中の患者様におかれましても、基本的にワクチン接種を控える必要はありませんが、以下の方はお問い合わせください。
    なお、現在問い合わせが大変多くなっており返答にお時間をいただく場合がございますことをご了承ください。

    ① 痙攣発作の頻発や著明な悪化がある場合
    痙攣発作を有する方や抗てんかん薬内服中の方でもワクチン接種に支障はありませ
    んが、直近1か月以内に発作が頻発するなど、発作症状の悪化がある場合にはお問い
    合わせください。

    ② 重症筋無力症で当クリニック加療中の方
     ステロイドや免疫抑制剤を内服中の方は、副作用の報告はありませんが、抗体が産生されない例がありますのでご了承ください。胸腺摘除術を受けた方は特に問題ございません。

    ③ 神経疾患以外の持病や体調不良、血液検査データの異常があり内科の受診を勧められているが、当クリニック以外のかかりつけがない場合
    判断が困難な場合は専門医療機関への受診をお勧めする場合があります。

    他の医療機関にて加療中の患者様につきましては、各々の主治医にもワクチンの可否をご確認ください。

    日本アレルギー学会により提唱されている「新型コロナウイルスワクチン接種にともなう 重度の過敏症(アナフィラキシー等)の管理・診断・治療」の『接種不適切者』、『接種要注意者』についての指針を以下に記載いたしますので、ご参考になさってください。

    『接種不適切者』
    1. 明らかな発熱を呈している者
    2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
    3. 本剤の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある者
    4. 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

    『接種要注意者』
    1. 抗凝固療法を受けている者、血小板減少症又は凝固障害を有する者
    2. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
    3. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
    4. 予防接種で接種後 2 日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う
    症状を呈したことがある者
    5. 過去に痙攣の既往のある者
    6. 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者